2007年09月16日

衣類乾燥機が故障・丸ベルト交換修理方法

先日、乾燥機が故障しメーカーに修理依頼をしましたが、生産中止・在庫切れで修理不能と言われました。
ドラムは回るが、ファンが回らないため、温風が出ずヒーターの焼けたような臭いがしてきました。

Φ6(直径6mm)の交換ベルトはメーカー部品在庫無しの為、自力で修理するか、買いかえるしかありません。

平成元年頃に購入した愛妻号等が該当すると思われます。
丸ベルトの円周は、1000mm位(円にして直径約320mm)です。
切れたベルトをまっすぐに伸ばして長さを計測してご確認願います。
直径は、ノギスが無ければ、切れたベルトの断面をものさし等で計って下さい。

写真は、自力で修理完了したものです。
修理完了.jpg

丸ベルトは、ヤフオクと楽オクに出品中です。

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衣類乾燥機の修理用丸ベルトのサイズ(メーカー別)をこちらに掲載しています。
http://shirakamisanchi.net/
加工手順とベルトの取付け手順は次の通りです。


●加工手順
1.新しい丸ベルトを古いベルトと同じ長さに切断する。
(カッターを使用する場合、割り箸に輪ゴムで固定すると切断しやすい)
2.テーブルなど平らな台の上で両端を合わせねじれないように注意し輪を作る。
3.ボールペン、マジックなどで両端に合印をつける。
合印画像参照
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4.割り箸の上に輪ゴムで両端を合わせて固定する。(合印をしっかり合わせる)
片側に輪ゴムを2本掛けて固定しもう一方を合わせて輪ゴムを1本ずらす。
ベルト片側固定画像・ベルト固定画像参照
xgБ?.jpg
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5.ガスコンロ等でカッターの刃を赤くなるまで熱する。
6.素早く熱した刃を接合部分に挿入する。
カッター挿入画像参照
Jb^[}.jpg

7.刃をはさんだまま両側から少し力を加え両面をどろどろに溶かす。(片側1〜2mm位)
一人では難しいので二人で作業した方が良い。
一人の場合はカッターが傾く場合があるので注意が必要。
(カッターを左右に動かす等のテクが必要。)
4.素早くカッターを退かし両側からしっかり力を加え両端面を接合する。
ゴムがねじれないように合印に注意する。上と横から確認し、ずれないよう注意。合印は2,3個つけると合わせやすい。
5.その状態を2、3分保持して固まるまで待つ。
(一晩置いておくとより安心ですが・・・)
6.固まったらバリをニッパなどで取り除く。
(爪切りの場合は刃先が逆Rの為、接合部を曲げることにより使用できる)
7.多少のグイチ(合わせ面のずれ)は、使用上問題無いと思われます。

くれぐれも火傷やカッターでの怪我などをなされないようご注意願います。
ご健闘をお祈り致します。

注意:接合した個所がはがれた時は、熱の影響を受けている部分を除去
してから接合して下さい。(何度も熱すると接着力が弱くなります)

追加説明

溶着直後の写真を参照願います。
2枚目の写真のように、割り箸にV溝を付けておくとうまくいくと思います。

溶着後1.jpg

溶着後2.jpg

●ノギスを使用した溶着固定方法
ノギスを使用して固定してみました。
割り箸と輪ゴムによる固定よりもしっかり固定出来ます。

ノギスとステンレスプレート等を組み合わせて治具を作りました。
ベルトを固定した後でノギスは、両サイドから平行に均一に力を加える
たままで止めておくことが出来るので便利です。
maruberutokakou.jpg
●ベルト取付け手順
※感電には、充分注意して下さい。コンセントは必ず抜いてください。
1. 先ずうらぶたのネジを緩めてふたを外します。
(通常は、ふたの裏側に取付け手順が印刷されています。)
2. 丸ベルトがセットされる空間を設けてある長方形の鉄板の左右の2、3個ずつのビスを外すことにより鉄板が浮いて丸ベルトを通すことが出来ます。
3.左側の鉄板のビスを外して丸ベルトの片側を通します。中央のファンにかけたら、左側のビスを固定します。
4.右側の鉄板のビスを外します。鉄板を浮かして右側上部にあるモーターのプーリーにベルトをかけます。プーリーを手で回すと大きなのファンが回転すればOKです。右側の鉄板のビスを固定します。
5.裏ぶたを閉じて完了です。
※機種により多少プーリーの位置などが異なりますが基本的には同様の手順になります。
 
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posted by 愛妻号 at 23:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする